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今日見たロック~番外編~

こんにちは。beast valco jamのベーシスト担当小野寺類です。もう冬は、けっこうです。

久々のブログです。
久々でいきなりですが、今回は特にロックな物事ではなく番外編です。なぜなら、ネタが無いからです。

ムーミンとの出会いは小学生の頃で、トーベ・ヤンソン著「楽しいムーミン一家」だったと思います。
それまで読んだことあるような絵本だとかの空想世界とはまた違って、夜の湖の刺すような冷たさ(入ったこと無いけど)とか、冬眠の時にお腹へ入れる松葉のやさしさ(冬眠しないし食ったこと無いけど)とか、
フィンランドの自然を愛した作者ならではの感性で活き活きと描かれていました。
東京の端っこの葛飾の端っこで生まれ育ち、ギャクと言えばうんこちんちんなウブい少女にはもう、ビンビン来ました。本を読んでいる間中、私は異世界を旅しておりました。

その後、テレビ朝日で放映されていたアニメーション「楽しいムーミン一家」は、両親がビデオ録画をしていてくれたこともあり、何度も何度も見ました。

主人公だけど臆病で、弱いものにはちょっと強く出るが正義感は強いムーミン
のんびりだけど、決断力が強くてすべてのものに優しいムーミンパパ(すてき!)
パパをどっしりと支える、ムーミンママ(一回家出したのは衝撃だった)
ザ・好奇心ミイ
お金が好きだけどあまり賢くないため、いつもお金儲けに失敗しているスニフ
いつも物語のいいところでやらかす、うっかりジジイのヘムレンさん
優しくてかわいいんだけど、色キチガイなフローレン
皆の恋人、スナフキン
いたずらを通り越した過剰な悪意、スティンキー

小説の幻想的な雰囲気を残しつつ、アニメによって登場人物それぞれのキャラクターがより鮮明に描き出され、どうしてまとまるのか不思議なくらい個性的な彼等が毎回織りなすストーリーにはもう夢中でした。
朝、ご飯を食べ終わって学校へ行く支度をした後(両親が共働きなので朝もう家にいない)も、ムーミン見てました。遅刻しました。
ある日登校途中で弟と喧嘩になり、動かない弟を置いて学校に行きました。授業中、弟が登校していないと先生より連絡を受け、家に迎えに帰りました。弟は楽しそうにムーミン見てました。
電車で通ってた耳鼻科も、ピアノ教室も、ムーミン見たくてさぼりました。
そんなこんなで、いつもめちゃくちゃ怒られていました。

いつの間にか単なる遅刻&さぼり魔だったみたいな話になってしまいましたが、ムーミンは私にとって、それだけ魅力的だったのでした。

皆さんも、是非一度は見てみて下さい。絶対会社行けなくなるから。
おすすめは、第25、26話の、ムーミン一家が灯台のある無人島へ冒険旅行へ行く回です。話の内容もさることながら、幽霊船からはぐれた幽霊がものすごくひょうきんで面白いです。

曲は、フィンランドつながりということで最近よく聞いているASAさんのLoppuasukasです。
個人的にこのアルバムの8曲目GASO GRANDE FINALEが妖怪っぽくて好きです。

それでは、また。
http://www.youtube.com/watch?v=XE__fNUYzeQ&list=RDXE__fNUYzeQ


©BEAST VALOCO JAM

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